招詞  詩篇105:1~4
賛美   新22(聖85)
主の祈り  新826頁
使徒信条 新826頁
交読文  12(詩篇第33篇)888頁
賛美   新105(聖403)
聖書   エペソ4:11~16
説教  「一つとされ成長する」井上義実師
賛美    新438(新530)
頌栄  新63(聖383)
祝祷

説教題:「一つとされ成長する」井上義実師

2021年度の最終の礼拝を迎えました。残念ながら本年度もコロナウイルス感染は止まりませんでした。現在、収まりつつある第6波では被害、影響を受けた方も多く出ています。自然災害は大雨、大雪、火山の噴火、各地での地震がありました。

ついには、人間の大きな罪悪である戦争が起きてしまっています。私たちを揺さぶるものは内外に多くあります。しかしながら、私たちは神様につながる信仰、礼拝、教会について深く思いを巡らします。主の前に膝を屈め、祈りながら新しい年度を迎えていきましょう。

Ⅰ.イエス様による秩序

 先週21日(祝)に神戸で持たれました第72回教団総会では、正教師按手礼に石川剛士師(他2名)、補教師准允に石﨑善土師(他5名)、伝道師任命に栗本高仁師・佐和師、勧士委嘱に矢島志朗兄が任命されました。

本年は受任者が多かったことが第一に感謝でしたが、それぞれに荻窪栄光教会の関係者がおられ大きな感謝でした。教団、教会という公の場での任命は、11節のキリストご自身による任命につながっています。

ここには、使徒、預言者、伝道者、牧師、教師が出てきます。使徒はまず12使徒が挙げられますが、その後の記述を見ますと、やや広がりがありました(パウロ・バルナバ「使徒14:14」、主の兄弟ヤコブ「ガラテヤ1:19」他)。

使徒職は初代教会後には薄れていきます。預言者もこの時代には存在しました(アガボ「使徒11:28」、ピリポの4人の娘「使徒21:9」他)。しかし、預言者も聖書からやがて消えていきます。聖書が確立し、十分ではありませんが聖書を中心に据えることのできる素地ができていきました。

人間を介さずに、御言によって神様は御心を伝えられることができるようになったからです。伝道者、牧師、教師は今も続いています。神様はその時代に必要な働きをよくご存知であられ、職制や制度は時代に応じて変化していきます。

しかし、時代を超え、地域を超えて、教会が力を注いでいく大切な働きは、聖徒たちを相応しく整え、奉仕に向かわせ、キリストのからだを建て上げるためのものであるのです(12節)。

Ⅱ.イエス様による一致

 エペソ人への手紙4章はここまでに(1~6節)、御霊、召しの望み、からだ、信仰、バプテスマは一つであると言っています。教会の一致の基盤は、これら一つ一つの上にあります。何れもが大切なものです。

さらに、その上でイエス様に目を向けさせるのが、11節以下となります。13節「キリスト…にまで達する」、15節「キリストに向かって」、16節「キリストによって」とある。私たちが教会の内に一つとされるために、

1)イエス様によって(16節):教会に召されて共にあるということは、自分の選り好み、好き嫌いということではないということです。イエス様の召しに従って一つとされているのです(4:1~3、謙遜、柔和、寛容、愛、忍耐、平和が大切なものとされています)。

2)イエス様に向かって(15節):私たちの信仰と教会の究極の目標はイエス様以外にはありません(へブル12:1・2)。人間的なもの、地上に属するもの、他のものが取って変わる余地はないのです。

3)イエス様に到達する(13節):私たちは信仰において、イエス様に近付けるように努めていくものです(ピリピ3:12~16)。教会もイエス様のみからだに相応しく整えられていかなければなりません。主の知恵と力をいただきながら、努力を継続していくことが大切なのです。

イエス様によって一つであることは教会を成熟させていきます。教会が内側のことだけではなくして、外側にこの世に向かって証しする力になっていくのです。

Ⅲ.イエス様による成長

 エペソ人への手紙で教会とは(1:23)「教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです。」と宣言されています。

キリストのからだである教会に私たちはつながり、その教会を構成しているのです。その上で13節「信仰と知識において」「成熟した大人」を目指していくものです。

大人であることはさまざまな意味で自立していること、独善的であってはいけませんが自分の世界を持つ者であることです。教会の人間関係において自立し、人からも喜ばれる良き信仰を確立していくことを目指しましょう。

人に左右されないで神様と私、教会で共にある信仰者同士のつながりが豊かにされていくことが大切です。「愛をもって真理を語り」(15節)にあるように愛と真理の両面が必要です。真理だけでは冷たくなり裁くことも起ってくるでしょう。

人間の愛だけでは甘えにもなりやすいのです。バランスのとれた愛にある真理は、神様とのつながり、互いの信仰者のつながりを命あるものとしていきます。教会は神様の命が息づいて成長していきます。神様によって建て上げられていく生命体なのです。

 神様は、初代教会から2千年というこれまでの時代、世界大に広がっている地域に、それぞれに相応しく教会を導かれてきました。

神様は今、この時代に相応しく私たちの荻窪栄光教会・船橋栄光教会を整え、導かれていきます。私たちは主の者として、かしらであるイエス様を見上げて歩んでいきましょう。

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