前奏              奏楽者
招詞              ゼカリヤ2:10~11 司会者
賛美              新20(聖ナシ)                一同
主の祈り    新826頁           〃
祈祷唱             聖373(新ナシ)       〃
使徒信条    新826頁           〃
交読文             51(マタイ5章)920頁〃
祈祷                                      司会者

賛美              新70(聖ナシ)                一同

聖書              ルカ2:1~20            丹羽嘉崇兄
説教              「神の言葉に従う」       井上義実師

祈祷                                      一同

賛美              新325(聖498)          一同
献金
献金唱             聖378(新ナシ)       〃
感謝                                      当番

頌栄              新63(聖383)           一同
祝祷                                      牧師
後奏                                      奏楽者
報告                                      司会者

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説 教 題:「神の言葉に従う」井上義実師
聖書箇所:ルカ2:1~20

本年の待降節は神のことばをテーマに語っています。今朝の聖書箇所に出てきますマリア、ヨセフ、羊飼いに、神様の言葉は御使いによって告げられました。天使は聖書全体に出てきますが、新約聖書では主にイエス様の降誕の場面、イエス様の復活(24:4他)の場面、終末に至る完成の過程(黙示録8:2他)の場面に出てきます。

天使は神と人に仕える存在として、私たちの救いに関わる重要な箇所に登場します。神様の言葉を伝え、神様の働きを進めます。マリアにはガブリエルが現れました(1:26~38)。ヨセフには夢で御使いが語っています(マタイ1:18~25)。

野にいた羊飼いには御使いと天の軍勢が現れました(2:8~20)。天使を通して語られた神様の言葉に、一人一人は従って行きました。

Ⅰ.マリアの従順(1:26~38)

ナザレに暮らすマリアに御使いガブリエルが遣わされます。マリアはヨセフと婚約中でしたが、特別なことは何もない一人の若い女性です。しかし、神様は救い主の母親として最も相応しい女性をご存知であり、選んでおられました。

マリアに天使が現れ、マリアが昔の日より預言された神の子、救い主を産むことになると告げます。常識では有り得ないことですとマリアは答えます。しかし、聖霊が働かれる、神様の偉大な力によるものである、神様には不可能はないことが告げられました。

マリアはおことばどおりになりますようにと答えます。時間にすれば短い、言葉もそれほど多くはないやり取りの中で、マリアは信仰によって決断し、身に負っていった働きの大きさや重さを感じます。マリアは恐らく救い主の誕生を十分に理解はできなかったでしょう。

これから起こってくる誤解や中傷、非難にどう対処すればよいのかも分らなかったことです。しかし、マリアは命がけで従っていきました。それは、マリアは神様がこのことを導かれ、全ては備えられているという確信をいただいていたことにあります。神様が全うさせてくださるという信仰を持って、神様に従っていきました。

Ⅱ.ヨセフの従順(マタイ1:18~25)

ヨセフのことも聖書は詳しく記してはいません。私たちに分っていることは、仕事は大工であったこと、貧しくはあってもダビデの家系の内にあったこと、正しい人であったということです。ヨセフもまた、救い主の養い親に最も相応しい男性として神様は知っておられました。

ヨセフは婚約者のマリアが身ごもっていることを知ります。ヨセフはどうしてこのようなことが起こったのか混乱したことでしょう。マリアがふしだらなことはするはずがないと疑いと戦ったことと思います。

ヨセフはマリアを愛していたので、マリアの傷が最小に留まるようにマリアに危害が及ばないように、マリアを守ることを選ぼうとしていました。ヨセフの答えはマリアと別れることでした。人間的には最も正しい考えであったことでしょう。

しかし、人間の考えには限界があります。人間の正しさも完全ではありません。思い悩むヨセフに夢で示された神様の使信は、マリアは神様によって救い主を産むことでした。この驚くべき答えをヨセフも信仰を持って受け止めました。救い主とその母を守ると言う務めを身に帯びる決心をします。彼もまた神様が全うさせてくださるという信仰を持ったのです。神様に従っていきました。

Ⅲ.羊飼いの従順(2:8~20)

イエス様がお生まれになった夜、ベツレヘム郊外の野原では羊飼いたちが羊の番をしていました。突然現れた主の使いが神様の使信を伝え、天の軍勢が賛美をささげました。何と美しい光景だったでしょうか。羊飼いたちは救い主誕生の喜びの訪れを聞きました。

羊飼いたちはベツレヘムまで急いで行って生まれたばかりのイエス様を探し当て、この御方を礼拝しました。羊の世話のために羊飼いたちは安息日の規定を守ることができませんでした。他のユダヤ人たちからは汚れた者とされ、蔑まれていた羊飼いでした。神の言葉に従うことによって彼らが世界で最初のイエス様の礼拝者となりました。神様は何の区別もなく、全ての人をご自分の礼拝に招いてくださっているのです。

羊飼いたちは神様をあがめ、賛美しながら帰って行きました。イエス様を救い主として礼拝する者は、この地上にあって神様と直接つながる者なのです。神様の言葉に従順である信仰を持ちましょう。信仰による祝福と喜びを私たちもさらに深くいただく者となりましょう。

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