本日午後から

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礼拝出席


 

 


 

※4人目以降は、3人分を送信後に再読み込みして記入してください

静思
前奏                                      奏楽者
招詞              ヨエル2:28~29      司会者
賛美              新9(聖ナシ)         一同
主の祈り    新826頁           〃
祈祷唱             聖373(新ナシ)       〃
使徒信条    新826頁           〃
交読文             22(詩篇第65篇)896頁(新改訳)〃
祈祷                                      司会者

賛美              新135(聖573)           一同

聖書              エペソ2:11~22      黛和恵姉
説教              「聖霊によって建つ」      井上義実師

祈祷                                      一同
                -聖餐式-

賛美              新414(聖572)      一同
献金
献金唱             聖378(新ナシ)       〃
感謝                                      当番

頌栄              新63(聖383)       一同
祝祷                                      牧師
後奏                                      奏楽者
報告                                      司会者

※パソコンで上の動画を再生して下に移動すると、右下に追従します

 

説 教 題:「聖霊によって建つ」井上義実師
聖書箇所:エペソ2:11~22

 本年もペンテコステ記念礼拝を迎えることができて感謝いたします。コロナ禍もある程度の落ち着きを見せるようになりました。まだご事情で来られない方もありますが、礼拝堂に集い、共に主の恵みに与ることができました。

イエス様の弟子たち、信じる者たちの上に聖霊が降りました。彼らは神様の愛、力、命をいただいてエルサレムから宣教を始めていきます。イエス様を信じた者たちは一つの群れとなり、エルサレムに最初の教会が生まれました。この礼拝で、聖霊によって私たちの内になされる働きを見ていきましょう。

 

Ⅰ.隔ての壁となる敵意

 旧約聖書はアブラハムからイスラエル民族の歴史になります。旧約聖書第一巻の創世記12章からがアブラハムの記事になりますから、旧約聖書の記事のほとんどがイスラエル民族の歴史です。イスラエルの民は神様から選ばれた特別の民であって、彼ら以外は異邦人とされました。

やがて、時代は下って、イスラエルの民が寄留の地であったエジプトから出発する際に、モーセが指導者になりました。このモーセを通して神様は律法を授けられました。神様の救いは律法を守ることによって与えられると、神様は定められたのです。

アブラハムは信仰の父祖、モーセは最大の預言者(申命記34:10)と呼ばれます。イスラエルの民は神様から選ばれて、神様の救いの約束をいただいたという強い選民意識がここに生まれました。私たちには想像できませんが、イスラエルの民の優越意識は特別に強くありました。

ここでは敵意という言葉で表されています。9.11同時多発テロがアメリカで起こった際に、イスラム世界から見た西欧世界を考えさせられました。ウクライナ戦争で現在のロシアから見た西側世界を考えさせられもします。

ヘイトクライムを叫ぶ人たちや過剰なバッシングはどこででも起こります。歴史の上に、積み重なった抑圧、不当さ、逆に優越の意識も敵意を生みだしていきます。人間の根底にあるものとして聖書は語っています。

Ⅱ.敵意を越える十字架

 イスラエルの民が持つ敵意を越えるために、イエス・キリストが平和となってくださったとあります。(14節)「実に、キリストこそ私たちの平和です。キリストは私たち二つのものを一つにし、ご自分の肉において、隔ての壁である敵意を打ち壊し、」。

日本人の平和は、互いの和を乱さないという我慢が根本にあります。全体の秩序を大切にし、ルールを守ろうという島国の知恵なのでしょう。

キリストの平和は「キリストの血」(13節)「十字架」(16節)によってなされました。自分を注ぎだす自己放棄、自分の命と

引き換えになされる平和でした。日本人的な平和は、誰も傷つかない、不利益をこうむらないことが前提にあります。キリストの平和はご自身を完全にささげ尽くして完成されています。この十字架の大きさの前に、人は動かされるはずです。十字架は人を造り変える力を持っているのです。

 最初になされたのがイスラエルの民と異邦人との平和です。キリストの平和は、国と国、民族と民族に及ぶことができます。そのような大きな事柄を考えなくても、私たちの周囲、隣人にもなされていきます。私たちの家族にも不和があるかも知れません。

そこに、敵意が生まれるかも知れません。私たちの周囲にも摩擦があり、争いがあるかも知れません。どんな場所にも、キリストの十字架は立つことができます。キリストの十字架によって、どんな不和も、敵意も、摩擦も、争いにも平和がもたらされていきます。

Ⅲ.十字架による一致

 イエス様のこの地上でのお働きは十字架で終わったのではありません。死からよみがえってくださった復活、天の父なる神様の元に帰られた昇天、祈り求める人々に聖霊を降してくださいました。

18節には「このキリストを通して、私たち二つのものが、一つの御霊によって御父に近づくことができるのです。」とあります。キリストを通して聖霊が降り、その聖霊によって私たちは神様に近付けられることができます。イエス様は人と人の妨げを取り除き、聖霊によって私たちを一つとされるのです。

キリストによって変えられた者たちの集まりが19節以降に出てきます。「聖徒たちと同じ国の民」(19節)、「神の家族」(19節)、「御霊によって神の御住まいとなる」(22節)とあります。私たちはイスラエルも異邦人もない、神様の大きな家族の中にあるのです。

聖霊はただ臨むだけではなく、私たちを聖霊の宮とされて、私たちの内に留まってくださいます。どんな困難、試練の中にあってもキリストの平和があります。キリストの平和の保証が、私たちの内に住まわれる聖霊なのです。

 私たちは、この年もイエス様の十字架、復活、昇天、聖霊の降臨をたどってきました。私たちへの救いの恵みは満ちています。聖霊は平和と一致に充ち足りた実を私たちの内に、私たちの周囲に結ばせてくださいます。

 

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